ヘンデル オラトリオ『メサイア』田園交響曲
『田園交響曲』という邦訳ですが後世のベートーヴェン的交響曲とは異なり、羊飼いの笛を意味する"Pifa"の原題をもつ、イエス降誕の場面を導く牧歌的シチリアーナの間奏曲です。
やはりモーツァルト版のスコアから無駄に重ねられた木管をカットして原典に戻しています。
ただ、通常2部に分かれるヴァイオリンが3部となっている原曲に対し、ヴィオラを2分し第3ヴァイオリンのパートを第1ヴィオラに充てている点が異なっています。
余談ですが、当地での『メサイア』公演では木管3重奏で演奏されております。これは笛を意味する原題を尊重した結果でしょう。
ここではやはり『田園交響曲』の邦訳らしく際立って遅いテンポと大きな抑揚であたかも交響曲の緩徐楽章の如き展開を追及してみました。
分厚い大編成の弦楽を基本としながらも部分的に各パート1人の弦楽6重奏とし、時にパウゼも加えています。
ロマン的豊潤さに満ちた演奏です。どうぞお聴き下さい。
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